安全 衛生

労働災害発生状況発表(令和2年11月速報値)

厚生労働省より、「労働災害発生状況について(令和2年11月速報値)」が公表されました。

以下、速報値についてご紹介します。

では、さっそくみていきましょう。



死亡災害の発生状況

(1)全体
死亡者数 585 人(前年同期比 ▲35 人、5.6%減少)
(2)業種別発生状況
製造業 101 人(前年同期比 ▲5人、4.7%減少)
建設業 202 人(前年同期比 +10 人、5.2%増加)
林業 28 人(前年同期比 ±0人)
陸上貨物運送事業 62 人(前年同期比 ▲10 人、13.9%減少)
第三次産業 151 人(前年同期比 ▲27 人、15.2%減少)

 

(3)事故の型別発生状況
墜落・転落 146 人 (前年同期比 ▲21 人、12.6%減少)
交通事故(道路) 116 人 ( 同 +1人、0.9%増加)
はさまれ、巻き込まれ 86 人 ( 同 +4人、4.9%増加)
※以下「激突され」、「崩壊・倒壊」、「飛来・落下」の順になります。




 

休業4日以上の死傷者数

(1)全体
休業4日以上の死傷者数 92,373 人(前年同期比 +1539 人、1.7%増加)

 

(2)業種別発生状況
製造業 18,940 人(前年同期比 ▲894 人、4.5%減少)
建設業 11,073 人(前年同期比 ▲144 人、1.3%減少)
陸上貨物運送事業 11,754 人(前年同期比 +323 人、2.8%増加)
第三次産業 44,896 人(前年同期比 +2339 人、5.5%増加)

 

(3)事故の型別発生状況
転倒 22,165 人 (前年同期比 +620 人、2.9%増加)
墜落・転落 15,486 人 ( 同 ▲25 人、0.2%減少)
動作の反動・無理な動作 13,302 人 ( 同 +1156 人、9.5%増加)
※以下、「はさまれ・巻き込まれ」、「切れ・こすれ」、「交通事故(道路)」の順になります。

※ 上記は、令和2年1月1日から令和2年10月 31 日までに発生した労働災害について、令和2年11月9日までに報告があったものを集計したものです。




 

令和2年における労働災害発生状況について(11月速報値)

 

 

令和2年における事故の型別労働災害発生状況(11月速報値)

 

資料出所:厚生労働省「令和2年における労働災害発生状況について(11月速報値) 」




 

令和2年における事故の型別労働災害発生状況(11月速報値)総括

死亡災害は前年度と比較し大幅に減少しました

しかし、休業4日以上の死傷災害は残念ながらやや増加していることは、災害を起こしやすくなっているということです。

あいかわらずどの月をとっても転倒や墜落・転落という高所作業は事故災害が起こりやすく、労働災害につながるケースが非常に多く見受けられます。

また、どの月においても交通事故からくる死亡災害も多く、業務災害・通勤災害にも留意していただくことが大切です。

自分の体は自分で守る、会社の安全は会社が守る、双方が取り組んでこそ労働災害を限りなくゼロに近づけることができるでしょう。

今日も一日ご安全に!

 

 

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