衛生

熱中症予防対策:暑さの指数を把握して対策しよう

8月に入りましたが、まだまだ暑い日が続きますね。

熱中症に関する労働災害は、毎年8月、7月の2か月間に集中し、休業4日以上の死傷者数は約1,000人、死亡者数は20人発生しています。

今回は、熱中症予防対策として「暑さの指数を把握して対策しよう」について解説してまいります。




 

 

暑さ指数を把握する

暑さ指数を把握することができるWBGT値という言葉をご存じでしょうか?

WBGT値とは、Wet Bulb Globe Temperature(湿球黒球温度)の略称で、湿度・輻射熱・気温から算出される暑さの指数。3種類の測定値(湿球温度、黒球温度、乾球温度)を基に算出される暑さ指数のことを指します。

わたしたちは毎日天気予報で気温を把握するように夏の暑い時期において、WBGT値という暑さ指数を把握することが大切です。

まずは、どれくらい暑いのか知るには数値として知ることから始めることが大切です。

WBGT値は28°を超えると厳重警戒領域となり、熱中症リスクが高いと判断します。

このWBGT値を把握する方法として様々なやり方があります。




 

WBGT値の把握:熱中症指標計で計測する

WBGT値の計測においては、熱中症指標計があります。

この指標計を使用することによって、みなさんの職場におけるWBGT値を正確に計測することが可能です。

ただ、1つ気を付けないといけないことは、作業復党熱のこもるものを着用される場合は、計測した数値に補正値を足して算出することが必要です。

1か所だけでなく、様々な場所を計測し、職場のWBGT値を正しく把握しましょう。




 

WBGT値の把握:環境省サイトから把握する

WBGT値の把握として環境省のサイトから把握することが可能です。

この熱中症予防情報サイトでのWBGT値は、都市部での定点観測のため、みなさんの職場のWBGT値を指しているものではありません。

そのため参考程度として考えておき、実際は職場において専用の指標計を用いて計測することをおすすめいたします。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

かなり暑い、暑い、そんなに熱くないは個人の主観のため、客観的に把握するには専用の機械を使用し計測していくことが大切です。

そしてWBGT値が28°を超える場合は、熱中症予防対策を入念に実施していくことが大切です。

天気予報を見るのと同じように暑さ予報にも注意し、対策をとっていきましょう。

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