トヨタやホンダ、セブンイレブン、P&Gなどの世界的を代表する企業では、「3現主義」を重視しています。
今回は、「3現主義で基盤づくりをおこない5現主義でゼロ災害の意識・行動を高める」についてご紹介します。
3現主義とは
「3現主義(三現主義)」とは、現地・現物・現実の3つの現を重視しておこなう方法です。
問題が発生したときに机上の空論で判断するのではなく、作業する現地で現物を見て、現実を唱えながら確認することで解決を図ります。
●現地
現地に足を運ぶ
●現物
現物を手に取る、現物を見る
●現実
自分の目で見て確認する
3現主義に2元を加えた5現主義
3現主義に原則、原理の2元を加えた「5現主義(5現主義)」があります。
●現地
現地に足を運ぶ
●現物
現物を手に取る、現物を見る
●現実
自分の目で見て確認する
●原理
物事を成り立たせる法則や、それを起こす仕組みのこと
●原則
多くの場合に該当する物事の決まりや規則のこと
3現主義で問題解決に向かう意識や気持ちを高めていきます。
5現主義の原理、原則で、原理から外れている事柄はないか、原則と異なることが発生していないかを取り入れ問題解決力向上を高めていきます。
つまり、3現主義でベースづくり、5現主義で問題解決能力向上づくりといった具合です。
ゼロ災害達成を目標に掲げていてもゼロにすることはできませんが、ゼロに近づける努力をすることはできます。
限りなくゼロに近づける努力を普段からおこない、安全・安心な職場づくりをおこないましょう。