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令和2年における労働災害発生状況(5月速報値)

厚生労働省より、労働災害発生状況について毎月集計し、速報値を発表しています。

今回、令和2年における労働災害発生状況の5月速報値が発表されましたのでご紹介いたします。

 

令和2年5月の死亡災害の発生状況

令和2年5月の死亡災害の発生状況は、全体として203人でした(前年同期比 9人、4.6%増加)。

 

業種別発生状況は、以下になります、製造業 28 人(前年同期比 ▲6人、17.6%減少)、建設業 78 人(前年同期比 +7人、9.9%増加)、林業 14 人(前年同期比 +6人、75.0%増加)、陸上貨物運送事業 20 人(前年同期比 ▲5人、20.0%減少)、第三次産業 52 人(前年同期比 +8人、18.2%増加)でした。

 

事故の型別発生状況では、墜落・転落 59 人 (前年同期比 ▲4人、6.3%減少)、交通事故(道路) 36 人 ( 同 +3人、9.0%増加)、はさまれ、巻き込まれ 33 人 ( 同 +2人、6.0%増加)でした(以下、「激突され」、「崩壊・倒壊」、「飛来・落下」の順になります)。

令和2年5月の休業4日以上の死傷者数

令和2年4月の休業4日以上の死傷者数は、全体として死傷者数 27,665 人(前年同期比 +384 人、1.4%増加)でした。

 

業種別発生状況では、製造業 6,213 人(前年同期比 +1人、0.0%増加)、建設業 3,525 人(前年同期比 +76 人、2.2%増加)、陸上貨物運送事業 3,785 人(前年同期比 +204 人、5.7%増加)、第三次産業 12,205 人(前年同期比 +43 人、0.4%増加)でした。

 

事故の型別発生状況でみると、転倒 7,221 人 (前年同期比 +85 人、1.2%増加)、墜落・転落 4,984 人 ( 同 +37 人、0.7%増加)、動作の反動・無理な動作 3,431 人 ( 同 +212 人、6.6%増加)でした(以下、「はさまれ・巻き込まれ」、「切れ・こすれ」、「交通事故(道路)」の順と続く)。




 

令和2年における労働災害発生状況について(5月速報値)

 

令和2年に事故の型別労働災害発生状況(5月速報値)

 

死亡災害は、休業4日以上の死傷者数とも前年と比較して増加しています。

特に死亡災害hあ大幅に増加していますので、注意が必要です。

労働災害防止のためには、普段から不断の努力を続けることで限りなく抑えることができます。

そのためには会社と個人の双方が力を合わせてゼロ災害に向けて取り組むことが大切です。

 

 

資料出所:厚生労働省「労働災害発生状況(速報)」

 

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