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「労働災害発生状況について(令和3年2月速報値)」が公表されました

厚生労働省より、「労働災害発生状況について(令和3年2月速報値)」が公表されました。

以下、速報値についてご紹介します。

では、さっそくみていきましょう。




 

死亡災害の発生状況

(1)全体
死亡者数 37 人(前年同期比 ▲1人、2.6%減少)

(2)業種別発生状況
製造業 4人(前年同期比 ▲3人、42.9%減少)
建設業 18 人(前年同期比 +4人、28.6%増加)
林業 0人(前年同期比 ▲3人、100.0%減少)
陸上貨物運送事業 9人(前年同期比 +7人、350.0%増加)
第三次産業 6人(前年同期比 ▲5人、45.5%減少)

(3)事故の型別発生状況
墜落・転落 12 人(前年同期比 ±0人)
交通事故(道路) 6人( 同 ±0人)
はさまれ・巻き込まれ 5人( 同 ▲2人、28.6%減少)
崩壊・倒壊 5人( 同 +2人、66.7%増加)
※以下「激突され」、「崩壊・倒壊」、「飛来・落下」の順になります。




 

休業4日以上の死傷者数

(1)全体
休業4日以上の死傷者数 4,773 人(前年同期比 +1,249 人、35.4%増加)

(2)業種別発生状況
製造業 986 人(前年同期比 +173 人、21.3%増加)
建設業 518 人(前年同期比 +80 人、18.3%増加)
陸上貨物運送事業 654 人(前年同期比 +113 人、20.9%増加)
第三次産業 2,338 人(前年同期比 +863 人、58.5%増加)

(3)事故の型別発生状況
転倒 1,654 人(前年同期比 +691 人、71.8%増加)
墜落・転落 749 人( 同 +58 人、8.4%増加)
はさまれ・巻き込まれ 507 人 ( 同 +66 人、15.0%増加)
※以下、「動作の反動・無理な動作」、「交通事故(道路)切れ・こすれ」、「その他」の順です。
※上記「その他」は、主として感染症による労働災害を示す分類です。

※ 上記は、令和3年1月1日から令和3年1月 31 日までに発生した労働災害について、令和3年2月8日までに報告があったものを集計したものです。




 

令和3年における労働災害発生状況について(2月速報値)

資料出所:厚生労働省「令和3年における労働災害発生状況について(2月速報値) 」

 

 

令和3年における事故の型別労働災害発生状況(2月速報値)

資料出所:厚生労働省「令和3年における労働災害発生状況について(2月速報値) 」





 

令和3年における事故の型別労働災害発生状況(2月速報値)総括

死亡災害は前年度と比較しやや減少傾向ですが、休業4日以上の死傷災害は大幅な増加傾向でした。

前年と比較し、転倒が691 人増加、墜落・転落 が58 人増加、はさまれ・巻き込まれが66 人増加は見過ごすことはできません。

また、「その他」の部類として感染症による労働災害も増えていることは新型コロナウイルス感染による労働災害を指しています。

 

毎年、みられる転倒や墜落・転落による事故・災害も多く、労働災害につながっています。

自分の体は自分で守る、会社の安全は会社が守る、双方が取り組んでこそ労働災害を限りなくゼロに近づけることができます。

2021年もゼロ災害に向けて取り組んでいきましょう。

ご安全に!

 

 

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